ダンボールケースが出来るまで(B式アメロク)印刷(印版)編
投稿日:2014/11/14
みなさんこんにちは、島田です。
前回に引き継きまして、ダンボールケースが出来るまでの話を進めます。
ところでダンボールの印刷とは?
子供のころに芋版や版画などをしたことがある方はいらっしゃいますか、
同じ原理です。
印刷の種類はダイレクト印刷になります。インキの付いた印版にタンボールシートをくっ付けることにより
印刷する方法です。
印版とは昔はゴムを彫刻刀などで彫って作るゴム版が主流でした。
今は樹脂で作られた樹脂版が主流です。
写真が少し分かりにくいですが、青で囲って有る部分が樹脂版です。
樹脂版はお菓子のグミみたいな触感です。
では、ダンボールの印版ができるまでを紹介していきます。
1.版下を作成します。イラストレーターで版下を作成します。
2.製版用版下を作成します。ダンボールの印刷機はドラム状の印刷機ですので伸び率が発生します。伸び率などを調整します。
3.製版用ネガフィルムを作成します。
4.主露光、下から1回、上から1回紫外線をあてて焼く作業をする。
5.回収 余った樹脂をはがす
6.樹脂版を洗浄する
7.後露光 樹脂を完全に固める
8.樹脂版を乾燥させる
9.仕上げ 樹脂版を取り出しカットなどをする。
10.樹脂版をフィルムに貼り付ける前段階、フィルムに型データを書き入れる作業をする
11.貼り付け 樹脂版をフィルムに貼り付ける。
12.ゲラ取り 誤字脱字や貼りズレ、樹脂版の状態を確認する。
協力会社、(有)本島製版 ハイム化粧品(株)
このような感じでダンボールの印刷の樹脂版を本島製版さんに作ってもらっています。
ダンボールの印刷を考えられているお客様へ、確かに樹脂版は高価なものです。
しかし、高価に見合うものがあります。無地ダンボールでは出せない自社ブランド感があります。
お気軽にお問合せ下さい。宜しくお願いします。